高知市内にある観光市場『ひろめ市場』。正直なところ海鮮が食べれるよくある観光市場だと思っていた。
1年前、ジェットスターで格安チケットが手に入ったので高知にはじめて訪れた。高知に着いたあとホテルのすぐ近くにあった『すしバル うますし』という店に行ったのだが、かなり良い店であった。その店の紹介はまた別にするとして、その店の方に高知で飲食ならどこかおすすめがあるか尋ねたところ、即答で『ひろめ市場』の名前が上がり少し意外に思った。私の中で観光市場のイメージはあまり良くなく東京で1,000円程度で食べれる海鮮丼をものすごく高い値段で売っている観光客しか来ないような市場を想像していた。しかし『ひろめ市場』は地元の人も普通に飲酒しにいく市場らしい。そしておすすめの時間帯は午前中らしく、地元の老若男女が朝から飲んでて楽しいという。
翌朝さっそく『ひろめ市場』を訪れてみた。お土産コーナーはほとんど素通りしてしまったのだが、市場の中がフードコートのようになっていて好きな店で肴と酒を買って楽しむのだ。席はほとんど満席で席を探していたら、徳島から来たという少し年上の2人組に「ここ空いてるよ」とテーブルの一角に相席させてもらった。聞いたところによると週末車中泊でよく『ひろめ市場』に来るためだけに高知に来ると言う。
早速、相席した2人組の買っている店で買えば間違いないだろうと『やいろ亭』という店で高知の地酒・塩タタキ・タレタタキ(鰹のたたき)を買って食べてみた。正直なところ鰹のたたきは不味いとも思わないが特別美味いものという感覚であったが、高知のカツオがうまいのか、店の腕がよいのか、旅行気分が盛り上がっていたのかわからないが食べてみると特別美味いのだ。そのあと屋台餃子や麻婆豆腐など市場でなくても良さそうなものをいろいろいただいたが昼前にはかなり出来上がってしまいホテルで夕方まで爆睡してしまったのであった。おそらく相席させてもらった2人も車で目覚めて帰る頃ではなかったであろうか。
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